【Pico4】Macに接続してディスプレイとして使うときにおすすめのアプリ【immersed】

【Pico4】Macに接続してディスプレイとして使うときにおすすめのアプリ【immersed】

# Macに接続してディスプレイとして使うときにおすすめのアプリ

この記事ではMac(PC)とPico4を接続し、文字通りヘッドマウントディスプレイとして使用する際におすすめのアプリを整理します。

# 基本的なアプリは2種類

この記事を執筆している2023年2月現在で、Pico4をMacと接続してディスプレイとして使う場合は2つの選択肢があります。

  • Virtual desktop
  • immersed

結論として、Macとの接続においては、Virtual desktopよりimmersedがおすすめです。

# immersedがおすすめの理由

Virtual desktopよりimmersedをなぜおすすめするかという点ですが、ずばり現状Macはゲーム用途に向いていないからです。

# MacはVRゲームと相性が悪い

PCとVRゴーグルとの接続で有名なアプリとしてVirtual desktopが挙げられるます。
Virtual desktopのUI上からsteamVRのゲームが選択できたりと、Windowsを使っていて、かつゲーム用途では必須になります。

一方で、Macとの接続という文脈では、MacではそもそもSteamからプレイできるゲームがWindowsと比較して少なく、Virtual desktopの恩恵を受け辛いのが現状です。 VRchatも現状はWindowsのみです。

そこでおすすめなのはimmersed。
immersedは、仮想空間での作業するためのサービスで、仮想のマルチディスプレイを使用したり、ホワイトボードの利用などが可能です。いわば仮想的にワーキングスペースで、時にはコワーキングスペースにもなります。
多くの人がメタバースという単語を聞いた時にイメージするような環境です。

ディスプレイ数やレイアウトの変更など自由度が高く設定ができるので、Virtual Desktopと比較して非常にMacを操作する上での快適度が高いアプリになります。

# おすすめの使用用途

immersedの用途として、モニターを複数使用する作業を行うことに向いています。 活用できるシーンとしては、記事の執筆、コーディング、動画編集などが考えられると思います。

私自身も今この記事の執筆はimmersed上で行っています。

# 実際に使ってみた感想

この記事を執筆している2022年2月現在、Pico4ではImmersedのベータ版のみが提供されています。
しかしこのベータ版、ハンドトラッキング、パススルーが未実装で使えません。

現状の使用感として、ハンドトラッキングが使えないため必要に応じてコントローラーに持ち替えないといけなくなってしまうことがあり煩わしさがあります。 また、パススルー機能も実装中になるのでキーボードが見えず、完全にブラインドタッチが要求するため、正直まだ快適ではないかなと感じています。

ただ、それらを考慮しても、全く使えないかと言われるとそうではないかなというのが個人的な所感であり、現状でもいくつかの利点を感じています。
特に感じる点が姿勢の改善です。
HMD上でモニターを見ているので、タイピング姿勢がラップトップの画面のみの場合と比べてかなり良くなりました。

個人的にはタイピング姿勢を直すために分割キーボードを導入したり工夫をしているので、HMDで仕事することも全然抵抗がありません。
※分割キーボードに関しては別途記事にしてあるので興味がある方は覗いてみてください。

すでに認識している利点を踏まえて、上記の機能が実装されれば仕事の仕方が変わってきそうという予感があり正式版を楽しみに待っています。
ここまで色々とざっくばらんに書いてしまいましたが、現状MacとVRヘッドセットとの接続を行う際に使用するアプリはimmersed一択だと思いますので、まだ触っていない方ぜひ体感していただければと思います。

PICO 4 128G VR ヘッドセット(ピコ 4)

では。

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Philipp
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