AirTagは車の追跡には向いていない【理由と考察】

AirTagは車の追跡には向いていない【理由と考察】

# AirTagは車の追跡には向いていない、かも

こんにちは、Phillipです。

先日、AirTagが発売しましたね。 僕は元々Tileというトラッカーを使っていたので、少し様子見しています。

ご存知の通り。AirTagはストラップを交換することでいろいろな使い方をすることができます。
以前記事にまとめたのですが、例えばこちらのような感じ。

【使用者が解説】AirTagを徹底活用する3つのアイデア

今回は、発売以前や直後にユースケースとして考えられていた、「AirTagを車内に置いて、愛車がどこにあるかを追跡する」という使い方がなかなか難しいのではというテーマで考察していく記事になります。

# 検証

実際の検証の様子はドリキン氏のYoutubeから見ることができます。
この記事では、ドリキン氏の検証を元に結果を考察していこうと思います。




検証は、9:50秒付近からです。 この検証によると、車が検知できるまで15フィート(だいたい6mくらい)まで接近する必要があるとのこと。

車種によって違いはあるかもしれないですが、ここまで接近しないといけないと考えると、駐車場で車がたくさん止まっている中から探すのは難しそうです。

では、なぜ、ここまで接近しないと信号をキャッチできないのでしょうか。

次の章にて考察していきたい思います。

# 考察



# 検知距離が短い理由

これはAirTagに使用されているNFCの信号が車の中に置くことで微弱になってしまうことが原因である可能性があります。

なぜ微弱になってしまうかという点ですが、静電遮蔽というキーワードをご存知でしょうか。

# 静電遮蔽とは

ざっくり説明すると、金属に覆われたもの(例えば車)の中に電磁波を発生させる物を置くと、その外に電磁波が飛びずらくなるという現象。 また、同様に、外から入ってくる電磁波も中に入りずらくなってしまいます。 よく雷を避けるために車の中に入れというのはこのためです。

この静電遮蔽によりiPhoneとAirTagの間に車が入ることで、NFCの通信を妨げてしまう可能性があるわけです。

# 対策

では、どうすれば対策を行えるでしょうか。

対策としては、AirTagを車外に取り付けることがベストかと思います。静電遮蔽なんて無視すれば解決だってことです。

例えば、以下のような商品で、車の外装にピタッと貼るタイプ。 耐水性だからできること。さすがのアイデアです。


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一方で、せっかく買ったAirTagを車外に取り付けて、汚れたり、無くしてしまったり、盗まれてしまたりと考えると悲しくなりますよね。 現実的に考えると車外に取り付けるのは、向いていないかも?と個人的には考えています。

このように、車内、車外でそれぞれメリット、デメリットがあるので、自分の使い方にあった方法を選択するようにしましょう。

# 終わりに

今回は、AirTagのユースケースの一つ、車の場所を追跡する、という方法に関して、個人的にその用途には向いていないかも?という理由をご紹介しました。

これも個人的ですが、AirTagは小物を中心に取り付けた方が、メリットを享受しやすいかもしれないですね。
個人的に鍵につけることでものすごく重宝しています。(Tileですが)

では!

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Philipp
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